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山火事から5年・・・ 
kasamatu_m2013.jpg


5年前の8月、丸2日間をかけて燃え続けた我が朝倉のシンボル・笠松山(標高357m)、約107ヘクタールに及ぶ山林があの山火事で焼失してしまいました。

笠松山から隣の世田山(339m)にかけての一帯は、瀬戸内海を見下ろす要所として中世山城があったことで、南北朝時代~安土桃山時代にかけて激しい戦闘が繰り広げられたところですから、当然当時からも何度かは火災に遭ってきたと思われます。山自体が花崗岩質(マグマがゆっくりと冷えて固まった深成岩)で土壌もその花崗岩が風化したマサ土ですから、結晶粒子の緻密さに欠け、膨張・収縮率が高く、粒子結合が意外に弱い性質を持っている土なので、特に火などの高温にさらされると益々もろく荒廃が進むのだそうです。

今は草などが生えてこのように少しは緑が回復してきたかにも見えますが、木に関しては今もって燃え残った木々が沢山黒く焦げたままの姿でそのまま立ってる状態で、少しずつ植林もしてはいっているようですが、こういう土壌ですから木の成長にはなかなか長い時間がかかり、完全に元の姿に戻るにはあと50年から100年位の年月は要りそうです。


私も何度かこの山には登っていますが、一番の思い出としては、バイクでここを制覇しようと、TL125というトライアラーで麓から3分の2地点位まで登ったのはいいのですが、体力の限界でバイクを置いて下山、翌日握力が戻ってからまた一人徒歩でそこまで登りなんとかバイクをUターンさせて引き返してきた思い出があります。アクセルターンをきめれるような道幅もスペースもなく、仕方がないのでバイクを半分谷側にずり落としながら方向転換させてひっぱり上げ、なんとか無事乗って帰れました。30代半ば、ホトホト疲れた無謀な思い出です。(教訓:こういうことは一人でしてはいけません!



この笠松山の復旧を促進するために、「クラゲチップ」という土壌改良剤が散布されているのだそうです。クラゲチップは、愛媛大学農学部の江崎次夫教授(環境緑化工学)がエチゼンクラゲや食用クラゲを主成分に伊予市の水産加工会社「マルトモ」と共同開発(2010年)したものだそう。

同チップはエチゼンクラゲを脱塩、乾燥させたもので、高い水分保持性のあるコラーゲンと窒素やリン等の栄養分が沢山含まれているため、水分、養分ともに不足している笠松山の土壌そのものを整える効果があるのだそうです。笠松山に限らず、様々な箇所で植物の生育・緑化進行の秘密兵器となりそうです。

この研究に対して、日本はほとんど興味を示していないのが悲しい現状のようですが、これに非常に興味を示したのが韓国。韓国では朝鮮戦争以来、山が荒れたままになっているところが多く、緑化政策には特に力を入れているためこのクラゲ技術に注目し、さらにこの技術を用いて途上国を支援し(緑化が必要な国は石油産出国も多いです)、将来の世界的な食糧不足・燃料不足を見越して影響力を及ぼそうと考えているようです。支援をしているのが韓国の大きな研究財団で、愛媛大の研究グループも研究費の助成を受けているそうです。

実験で、このクラゲチップを小さく切って撒き、そこに植物を色々と植えてみたそうですが、例えば、檜を例に取って調べてみると、枯れる率が半分で済んだそうです。

こういう画期的で実践的な研究にこそ、国はもっともっとバックアップしてもらいたいものです。

 

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