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昭和の扇風機 
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久し振りに押入れの奥から出して、この夏使った昔の扇風機。さすがにもう今年は出番もないでしょうから、また箱に戻して片付けました。

私が高校生の時にはもうあったような気もするから、随分と古い扇風機です。かれこれ干支が三廻りはしている昭和全盛期の代物です。“ものづくり日本”のもっとも力が漲っていた時期の産物といってもいいでしょう。現代のものに比べ、とにかくシッカリしています。カバーのクロームメッキ一ついまだ剥がれてもいませんし、組み立て時の接合パーツのビス1本に至るまでサビの兆しさえありません。モーター部のボックスなど見ると、まるで車体に使うような金属パネルで覆われていて、あたかも船外エンジンを思わせるようなデザインです。

この機種は特に当時はまだ珍しかった3時間タイマー(殆どが1時間タイマーでした)を売りにしていたようで、ご丁寧に関東と関西の周波数・50Hzと60Hz両方に適応できるよう2種類の目盛りが付いています。高度成長期と共に転勤族などが丁度増え始めた頃だったのでしょうか。今のものに比べ、弱・中・強のメリハリが利いていて、とにかく微風が心地いいんです。微妙なさじ加減が効いているんですネ。


当時としたら、今、エアコンを買うような、そんな感覚だったかもしれません。まあ、これよりも10年以上は前から既に扇風機は全国の家庭に普及しはじめていたのでしょうが(実家でもコレが3代目だったような気が・・・)、まだ、そうそう気軽に買って帰るというモノでもなかったような気がします。皆、それなりに吟味して買うので、各社いろいろ工夫して独自の個性を持たせた面白いモノヅクリをしていました。祖母の家にあった昭和20~30年代のモノなどは、首振りの範囲角度が2段階に調節できたり、或いは、まるで8の字を描くようにアットランダムとも思える不思議な首振りをするもの(確かカムシャフトを使っていました)などもあって、今そのまま出してもきっと便利でヒットするんじゃないかと思います。羽根まで鉄の総金属製で、色も黒とかライムブリーンが多かったような記憶がありますが、なぜかスバル360みたいな可愛らしさがありました。


今年は特に“節電、節電!”で、スーパーや家電量販店で扇風機が飛ぶように売れたそうですが、中には結構大きな扇風機でも2千円を切っているようなものまであって、見かけた時はあまりもの安さに唖然としてしまいました。見てみると、やはり価格相応のものでした。

“こんなモノを作っていて、楽しいのかナア?”、やはり長年愛してもらえるような、そんなモノヅクリをしてゆきたいものです。

 

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