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今、体操の内村航平選手の映像が流れるテレビ・コマーシャル(日本生命)があります。
前回の北京オリンピックのときには、団体でそして個人でも総合2位で銀メダルだった彼。そのとき、彼にお母さんはこう声をかけたそうです。「“銀”という字は“金”より“良い”って書くのよ」 - この母の優しさに今度はきっとロンドンで恩返しをします、と、まあこんな内容のコマーシャルでした。

なんとも心温まるエピソードというか、ほろりとさせるコマーシャルなのですが、このCMを初めて見た時つい、「“良”ではなくて“艮(ウシトラ)”なんだけどナアー」って思ってしまいました。


(コン・ウシトラ)”は“目”+“ヒ(匕首・アイクチ)”の形、つまり「目にアイクチを突きつけた」状態で、動けないさま、或いは「視線を小刀で突き刺すようにひと所にとめることをあらわす」意で、同様に一定の所にとまって動かないさまを言います。又、目の周りに小刀で傷を入れて作る隈取のイレズミも表し、これも「いつまでも残る」という意味をもっています。方角や時刻にあてて、“うしとら”とも読み北東の方向を指し、鬼門にもあたります。これを持つ字としては、限、很、根、眼、恨、艱(=難)、痕、などがあるようです。

片や“”は、“白”+“ヒ”の形、白い穀物(白にはドングリなど白い木の実の意味があるそうです)をふるいにかけて流し入れ、良いものを選ぶという意があります。

“艮”と“良”、このように、両者似てはいるけれども元は全然違う形だったものが偶然似た字形に変化したものです。


銀は空気にさらしていると硫化して黒く変色はしますが、あれは表面に硫化膜を作っていわばメッキしたような状態で、メッキ層の方が優先的に腐食を受けるので地金の銀自体の腐食は大幅に遅らせることができ、金、プラチナ、に次いで腐食されない金属でもあります。故に“艮(ウシトラ)”、つまり、一定の所にとまって動かない金属=腐食しない金属、という意味が“銀”という字にはあるのではないかと思うのです。


しかし、この心優しい逸話を素直にやり過ごして受け止めず、“違うんじゃーないのかなー”と思わず突っ込んでしまった私は少しひねくれているのでしょうか・・・?


 

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