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“叫び” 
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ムンクの有名な代表作“叫び(The Scream)”。

ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクが1893年に制作した油彩画です。

“オスロ国立美術館”が所蔵する油彩のコレが一番有名ですが、オスロの“ムンク美術館”にもパステル画とテンペラ画が各一点ずつ、ノルウェー人の個人実業家所蔵のリトグラフが一点、少なくとも4点は“ムンクの叫び”が存在しています。

以前も私の日記で紹介したことがあるかも知れないのですが、この極めてインパクト大の強烈な絵は、実は1883年8月に起きたインドネシア・ジャワ島沖のクラカトア(=クラカタウ)火山の歴史的な大噴火が大きく作用しているのではないかとも言われています。(2004年のスマトラ沖大地震が起きるまでインド洋における最大の津波災害といわれています

この一見奇妙な絵は、ムンク特有の内面の感性だけに依るものではなくて、ノルウェーから遠く離れたインドネシアの一火山の大爆発が吹き上げた噴煙が偏西風に乗って北半球を覆い、実際こういう横縞状に血のように赤く空を染めていたのではなかったかというのです。この非日常的なまがまがしいほどの実際の空に、ムンクの鋭い感性が触発されてこの“叫び”という名画が生まれたということでしょうか。

ちなみに日本では“ムンクの叫び”という邦題で呼ばれるのが一般的なので、よく誤解されるのですが、このムンク自身と思われる主人公は、叫んでいるのではありません。耳をふさいでいるのです。 以下、彼の1983年8月の日記の一文をご紹介します。


私は2人の友人と歩道を歩いていた。太陽は沈みかけていた。突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、酷い疲れを感じて柵に寄り掛かった。それは炎の舌と血とが青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦っていた。そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聴いた。



 

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